この記事では、『ジャンキーナイトタウンオーケストラ』/すりぃの音域について解説していきます。ジャンキーナイトタウンオーケストラは、すりぃさんの11作目のボカロ曲です。薬物中毒者をテーマとしたアングラな楽曲となっており、すりぃさんの代表作として名を連ねています。また、カラオケではJOYSOUND、DAMともに収録されています。
ジャンキーナイトタウンオーケストラの音域
ジャンキーナイトタウンオーケストラの音域について、下の鍵盤の画像を用いて説明していきます。
ジャンキーナイトタウンオーケストラの最高音はhiG、最低音はmid2D#です。音域の広さは約1.5オクターブ、音数にして17音です。ボカロ曲の中では比較的音域の狭い曲にあたります。最高音もhiG#とそこまで高くなく、裏声やミックスボイスを使えば出やすい音程となっています。
ジャンキーナイトタウンオーケストラの最高音・最低音の場所
ジャンキーナイトタウンオーケストラの最高音・最低音は、それぞれどんな場所で出てくるのでしょうか？
最高音
最高音のhiGは、サビで出てきます。繰り返し最高音が出てくることが特徴です。
最高音(hiG)を赤で、2番目の最高音(hiF)を黄色で塗りました。
アーユーレディー
ジャンキーナイト、しょうもなくて
片目で123
サビは全体的に高音域で推移していくため、hiGでなくともかなりの高音域が要求されます。
最低音
最低音のmid2D#は、Aメロ・Bメロで出てきます。Aメロ・Bメロの落ち着いているが速い歌詞のところで登場します。
最低音(mid2D#)を青で、2番目の最低音(mid2F)を黄色で塗りました。
８番線中央道り、蝉時雨のオーケストレーション
とんがってスパイダー、モラル、同調現象、戦場
「とんがってスパイダー」のところは、特に低音ばかり出てきます。低音になると声が小さくなる人が多くいますが、低音域でもはっきりとした滑舌で、ある程度大きな声量で出せるとよいでしょう。
ジャンキーナイトタウンオーケストラの演奏区間ごとの音域
次に、ジャンキーナイトタウンオーケストラの演奏区間ごとの音域について見ていきましょう。
最初に区間ごとの音域の概要を紹介しておきます。
ジャンキーナイトタウンオーケストラの音域は区間ごとに分析すると、このように推移していきます。
Aメロのように広い音域を有する区間もあれば、サビのように、高音域に特化した区間もある。特にサビはずっとhi域にいるため、原キーで歌う人にとっては裏声の多用を強いられるかもしれない。また、高音域に不安があると、サビを歌いきることで喉の持久力を大きく消耗してしまう。そのため、高音域にはある程度余裕を持っておくべき。「自分が出せるギリギリの最高音に合わせよう」などと言ってキーを設定すると苦しい思いをする。音域が狭い分、1音1音の登場回数は多くなっている。
ジャンキーナイトタウンオーケストラの男性が歌いやすいキー
ジャンキーナイトタウンオーケストラを男性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか？
男性は、原キー-1オクターブで歌うとよいでしょう。だから、カラオケで歌うときはキーを変える必要はありません。
1オクターブ下げて歌うことで、音域はmid1D#~mid2Gと、男性の平均音域内に入ります。最高音はmid2Gで、男性の平均最高音と重なっています。ただ先ほども述べたとおり、mid2Gやmid2F#をはじめ高音域の登場回数は多い。原キーの1オクターブ下で余裕をもって歌えるのは、男性の平均以上の声を持っている層に限られる。
じゃあ男性の平均音域よりも低い声を持っている人はどうするべきだろうか。そんな方は、原キー-1オクターブ-7(-19)で歌うとよいでしょう。このキーの時、音域はmid1A#~mid2Cとなり、高音域にだいぶ余裕が出てきます。mid2Cなら多くの人が、声を嗄らすことなく歌いきれると思います。このキーで歌う時、出だしの音はmid2A#です。
ジャンキーナイトタウンオーケストラの女性が歌いやすいキー
ジャンキーナイトタウンオーケストラを女性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか？
女性は、原キー-7で歌うとよいでしょう。だから、カラオケで歌うときはキーを+5に設定しておくとよいでしょう。
原キー-7で歌うことで、音域はmid2A#~hiCと、女性の平均音域に収まります。裏声を使わずとも、楽に歌うことができるようになります。また、-7のキーは原曲と同じような雰囲気ですので、キーを変えてもスッと入ってくる音程になっています。このキーで歌う時、出だしの音はhiA#です。
まとめ
ここまでジャンキーナイトタウンオーケストラの音域について詳しく見ていきましたが、いかがだったでしょうか。
ジャンキーナイトタウンオーケストラの音域は、mid2D#~hiG。
最低音のmid2D#はAメロ・Bメロで、最高音のhiGはサビで登場します。
音域は1.5オクターブほどで、ボカロ曲の中で若干狭い方にあたる。ただ、低音域から高音域まで万遍なく使用する曲でもある。また、ラスサビの前の落ちサビでは、下に3音も転調が起こる。そこで、転調したことに気づかずいつものキーで歌わないように注意。曲のBPMは特筆すべき速さではないが、Cメロで16分音符主体の高速歌詞パートとなる。ここで素早く変わる音程に対応する力と、それに合わせる滑舌の良さが試される。
☆ジャンキーナイトタウンオーケストラは、曲の流れや抑揚を意識しながら、低音域から高音域まで万遍なく歌えるかがポイント！！
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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