この記事では、『病み垢ステロイド』/かいりきベア の音域について解説していきます。病み垢ステロイドは、社会や自己に対する痛烈な風刺が歌詞に込められています。現代社会の孤独やストレスを描写し、その中での自己肯定や葛藤が痛いほどリアルに表現されています。メロディも激しく、耳に残るサウンドが印象的です。社会問題への切実な訴えが感じられ、心に響く曲です。また、カラオケではJOYSOUND、DAMともに収録されています。
病み垢ステロイドの音域
病み垢ステロイドの音域について、下の鍵盤の画像を用いて説明していきます。
病み垢ステロイドの最高音はhihiC、最低音はmid2Dです。音域の広さは2オクターブ弱、音数にして23音です。ボカロ曲の中では若干、音域が広い曲に当たります。また、最高音がとても高いです。hihiAを超えた時点で相当高く、人間が歌うことは裏声をもってしても難しいです。そんな中で、hihiCもの高音を要求してくるのはヤバいとしか言いようがありません。だから、人間が歌うときはキーを下げたり1オクターブ下で歌ったりすることが必要です。
病み垢ステロイドと音域が近い曲は？
病み垢ステロイドと音域が近い曲には、こんなものがあります。
ローリンガール：mid2C#~hihiB
ワールズエンド・ダンスホール：mid2C#~hihiC
スロウダウナー：mid2D#~hihiB
「病み垢ステロイドを歌ってみたい！」と思う方には、上にあげたような曲も音域が近いためおすすめです。ぜひ一度歌ってみてください！これらの曲の音域の解説は、上にあるリンクから飛べますので、読んでみてください。
病み垢ステロイドの最高音・最低音の場所
病み垢ステロイドの最高音・最低音は、それぞれどんな場所で出てくるのでしょうか？
最高音
最高音のhihiCは、サビで出てきます。出てくる回数が異常に多いので、注意が必要です。
最高音(hihiC)を赤で、を黄色で塗りました。
アーアーアーアー しゅぴぱーりーぱ ぴぴぴ
しゅぴ ぱに ぴぴぴ しゅぴぱーりーぱ んんん
嫌 嫌 アーアー しゅぴぱーりーぱ ぴぴぴ
しゅぴ ぱに しゅぴぱ しゅぴぱーりー しんどいな
hihiCの回数は多いですが、そのかわりhihiCに次ぐ高音はhiGまで下がります。
最低音
最低音のmid2Dは、Bメロで出てきます。低音域を主戦とする区間で登場します。
最低音(mid2D)を青で、2番目の最低音(mid2D#)を黄色で塗りました。
なんで なんで つらい なんで なんで 炎症
満たされないね なんで痛い 一生こんなんばっか 寝そべり床
おくすりも授けましょ
Aメロ・Bメロでは、このようにmid2Dやmid2D#などの低音が多く登場します。
病み垢ステロイドの演奏区間ごとの音域
次に、病み垢ステロイドの演奏区間ごとの音域について見ていきましょう。
最初に区間ごとの音域の概要を紹介しておきます。
病み垢ステロイドの音域は区間ごとに分析すると、このように推移していきます。
全体を通して、音域の上下が激しい曲です。AメロやBメロでは徹底して低音域を攻めていますが、サビになると一気に高音域を開放して、歌う人たちを苦戦させています。特にhihiCはサビの後半にしか登場しませんが、その一部分でとても多く出てくるため対策が必須です。また、音程の変化が高速で起こる曲でもあります。だから、音程バーをよく見て、それを追いかけて歌う必要があります。
病み垢ステロイドの男性が歌いやすいキー
病み垢ステロイドを男性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか？
男性は、原キー-1オクターブ-4(-16)で歌うとよいでしょう。だからカラオケで歌うときは、キーを-4に設定して歌うと良いでしょう。
キーを16個下げることで、音域はmid1A#~mid2G#になり、男性の平均音域とほぼほぼ同じになります。平均的な男性が出せる音域をほとんど満遍なく使用することになるので、どの音域でも対応できるようにしておく必要があります。
病み垢ステロイドの女性が歌いやすいキー
病み垢ステロイドを女性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか？
女性は、原キー-7で歌うとよいでしょう。だからカラオケで歌うときは、キーを+5に設定しておくと良いでしょう。
キーを7つ下げることで、音域はmid1G~hiFとなり、女性が比較的歌いやすいであろう音域になります。ただ2オクターブの音域を地声だけで通そうとするのは少々難しいですので、裏声が必須になります。特に最高音にあたるhiGだけでも裏声で出せるようにしておきましょう。
まとめ
ここまで病み垢ステロイドの音域について詳しく見ていきましたが、いかがだったでしょうか。
病み垢ステロイドの音域は、mid2D~hihiC。
最低音のmid2DはBメロで、最高音のhihiCは1サビ・2サビで登場します。
ただでさえ音域が2オクターブ近くもあり広いのに、音程の変化も激しい曲。いきなり音程が上下するので、2オクターブの音域が出せるだけではまだ不十分。しっかりと使いこなせて、いつでも出せる2オクターブの音域を用意しておかなければならない。さらに、歌詞の読み方にも一定のクセがあり、練習せずにいきなり歌うのは難易度が高すぎる。しっかりとヒトカラなどで練習を積んでおく必要がある曲だろう。
☆病み垢ステロイドは、激しく速い音程の推移をしっかりと追いかけられるかがポイント！！
＜＜関連記事＞＞
かいりきベアさんのボカロ曲について、他の曲の音域も知りたいと思った方は、こちらの記事も参照してみてください。
コメント