ロウワー/ぬゆりの音域は?歌いやすいキーについて解説

音域

「ロウワーの音域ってどうなってるの?」

「私でもロウワーを歌えるのか知りたい!」

『ロウワー』を歌いたいと思っているそこのあなた!こんな悩みはありませんか?そこでこの記事では、ロウワーの音域について詳しく解説していきます。この記事を読むことで、ロウワーの音域がわかるだけでなく、男女別の歌いやすいキーや、ロウワーと音域の近いボカロ曲についてもわかります。それでは早速、見ていきましょう。

ロウワーの音域

ロウワーの音域について、下の鍵盤の画像を用いて説明していきます。

ロウワーの最高音はhihiB、最低音はmid2C#です。音域の広さは23音で、約2オクターブとなっています。これは、ボカロ曲の中でも比較的広い方の曲にあたります。だから、「最低音は出るけど最高音のほうは出ない」やその逆といった現象が多発します。そしてロウワーは、最低音であるmid2C#が特に多く出てきます。だから、「最低音は出るけど使いにくい。すぐパッと出てくるものじゃない」という人は、無理せずキーを上げて歌いましょう。

ロウワーと音域が近い曲は?

ロウワーと音域が近い曲には、こんなものがあります。

「ロウワーを歌ってみたい!」と思う方には、上にあげたような曲も音域が近いためおすすめです。ぜひ一度歌ってみてください!これらの曲の音域の解説は、上にあるリンクから飛べますので、読んでみてください。

ロウワーの最高音・最低音の場所

ロウワーの最高音・最低音は、それぞれどんな場所で出てくるのでしょうか?

最高音

最高音のhihiBは、転調後のラスサビで出てきます。ロウワーはラスサビに入るときに転調が起こるので、そのタイミングで最高音が登場します。

最高音(hihiB)を赤で、2番目の最高音(hihiA#)を黄色で塗りました。

ぼくらだけが

ぼくらがはなれるなら ぼくらがまようなら

そのたび何回なんかいつながれるよう

ここにてくれるなら はなさずいら

まだだれらない感覚かんかくぼくきているすべてをたしかめて

ただしくして

最高音のhihiBが登場するのは、この1回だけです。ただ、転調する前にもサビが2回ありますので、そのタイミングではhihiAが登場します。

最低音

最低音のmid2C#は、Aメロ・Bメロで出てきます。非常に出てくる回数が多いので、ここでは一部しか紹介できませんが、最低音のmid2C#が出てくる代表的な部分を3つ紹介します。

最低音(mid2C#)を青で、2番目の最低音(mid2D#)を黄色で塗りました。

そう簡単かんたんいのりだった はなから

段々だんだんえる感嘆かんたん

じてたものがとおはなたれていた

おなようちがうなんだかちが

平穏へいおんとは消耗しょうもうもっわり

じっさいどうなく

享楽きょうらくとはうそ

ほころにここをていこうか」と

都合ねがいをおなようおなよう

何処どこからこうか 見失みうしなうか

さだじゃ此処けない

最低音であるmid2C#の登場回数が多いのはさることながら、2番目の最低音であるmid2D#の登場回数も目立ちます。だから、低音域を十分に出せるようにしておかないと、このようなパートが歌いづらくなってしまうのです。

ロウワーの演奏区間ごとの音域

次に、ロウワーの演奏区間ごとの音域について見ていきましょう。

最初に区間ごとの音域の概要を紹介しておきます。

ロウワーの音域は区間ごとに分析すると、このように推移していきます。

サビを除いてずっと低音域にいます。最低音やそれに近い音程の登場回数が非常に多く、とくに1A’メロ、2B’・ラスB’メロなどはhiCを超えることすらありません。だから、低音域が得意な方にとっては比較的謡いやすい曲だといえます。サビでも最高音に近い音程が出てくるのはほんの一瞬だけですので、そこに最高音を合わせる練習さえできれば大丈夫です。高音の持久力が必要ないため、音域が広い割には比較的なんとか歌える方の曲です。

ロウワーの男性が歌いやすいキー

ロウワーを男性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか?

男性は、原キー-1オクターブ-5(-17)で歌うとよいでしょう。だから、カラオケで歌うときはキーを-5に設定しておくとよいでしょう。

これは、ロウワーの25時、ナイトコードで。(プロセカ)のカバーバージョンと同じキーになっています。実際は、推奨キーはこの動画よりも1オクターブ下です。

キーを5つ下げることによって、音域はlowG#~mid2Fとなり、男性の平均音域とほぼ一致します。ロウワーは低音域が特に重要な曲ですので、最高音も出せる範囲で低音域でも出しづらくならないようにするにはこのキーが最適です。このキーの時、出だしの音はlowG#です。前奏のない曲で、カラオケで歌うときはメトロノームの音からいきなり歌い出さなくてはならないので、出だしの音と流れはよく覚えておきましょう。

ロウワーの女性が歌いやすいキー

ロウワーを女性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか?

女性は、原キー-5で歌うとよいでしょう。だから、カラオケで歌うときはキーを-5に設定しておくとよいでしょう。

このキーは先ほど男性の歌いやすいキーを解説した時と同じように、ロウワーの25時、ナイトコードで。(プロセカ)のカバーバージョンと同じキーです。女性の場合、このオクターブのまま歌うのが一番よいでしょう。

キーを5つ下げることで、音域はmid1G#~hiFとなり、特に最低音の方はちょうどよく調節することができています。上のカバーバージョンを聞いてもわかる通り、キーを5つ下げても雰囲気が崩れず、また新しい世界観も見えてくるようです。むしろ「本家じゃなくてプロセカのキーの方が好き」という人もいるくらいです。どちらのキーを選ぶかはもちろんあなたの自由ですが、キー-5のプロセカバージョンで歌うことも検討してみてください。

「そのキーもいいけど最高音が出しづらい」

という人もいるかもしれません。そんな方は、キー-10で歌ってみてください。カラオケで歌うときはキーを+2で設定しましょう。音域はmid1D#~hiCとなり、最高音でも出しやすい音域となります。そして原曲のキーと近いので、結構簡単に音程をつかむことができます。このキーのとき、出だしの音はmid1D#

ロウワーの歌い方アレンジ

ロウワーは音域の広い曲ですので、そもそも音域の広さが足りないという人も多いのではないでしょうか。ここでは、ロウワーの音域を狭くするための歌い方アレンジについて、表でまとめていきます。この中から、あなたが歌えそうなキーのものを選びましょう。

アレンジ方法最低音最高音広さ
原キーmid2C#hihiB23音
原キー-5mid1G#hiF23音
原キー-1オクターブ-5(-17)lowG#mid2F23音
サビ1オク下mid1G#hiC#18音
サビ1オク下-1オクターブlowG#mid2C#18音
半音も1音として扱い、1オクターブ=12音

アレンジ方法について、詳しく説明していきます。

サビ1オク下

おススメのアレンジ方法は、各サビだけ1オクターブずつ下げて歌うということです。

ロウワーは基本的に低音域で推移し、高音域が要求されるのはサビだけです。そして、Aメロ・Bメロとサビでは音域の差が激しいです。それならば、いっそサビを1オクターブ下げてしまえば歌いやすくなるのではないかという魂胆です。

実際、このアレンジ方法で歌うことで、最低音はサビ(1オク下)の最低音であるmid1G#、最高音は1Bメロ・2A”メロ・Cメロの最高音であるhiC#となります。音域の広さとしては、原曲のアレンジなしで歌うより5音も狭まります。この音域の広さなら問題なく歌える人が多いのではないでしょうか。

ただこのアレンジ方法には懸念点もあります。それは、サビの盛り上がりに欠けるということです。ロウワーはサビに入るときに音程が一気に上がることで、サビへの盛り上がりを表現しています。その効果をなくし、むしろサビに入るときに最低音(mid1G#)を出してしまうと、サビが盛り上がるどころか盛り下がってしまいます。だから、最低音であっても盛り上がりを欠かさずにいられるほどの声量を持って歌う必要があります。

まとめ

ここまでロウワーの音域について詳しく見ていきましたが、いかがだったでしょうか。

ロウワーの音域は、mid2C#~hihiB。

最低音のmid2C#はAメロ・Bメロの各所で、最高音のhihiBは転調後のラスサビで登場します。

曲全体としては音域は広い方である。しかし区間ごとに分析してみると、高音域が要求されているのはサビだけだということがわかる。ロウワーの主軸となるのはむしろ低音域であり、低音域でAメロ・Bメロが出せれば特に問題はない。一方、曲の構成に目を向けてみると、複雑を極めている。同じ旋律が登場するパートはあまり存在せず、曲全体を流れとして覚えるしかない。

☆ロウワーは、低音域をいかに安定して出しながら、複雑な音程の変化についていけるかがポイント!!

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