この記事では、『命ばっかり』/ぬゆり の音域について解説していきます。命ばっかりは、生きる意味や自己価値を問いかける歌詞が印象的です。歌詞では、人生の喜びや苦悩、矛盾を描写し、生と死の対比が深く考えさせられます。自己探求や絶望をテーマに、深い哲学的視点が表現されています。メロディは切なくも美しく、心に響く内容です。また、カラオケではJOYSOUND、DAMともに収録されています。
命ばっかりの音域
命ばっかりの音域について、下の鍵盤の画像を用いて説明していきます。
命ばっかりの最高音はhihiB、最低音はmid2Dです。音域の広さは2オクターブ弱、音数にして22音です。平均的なボカロ曲と比較すると、普通~やや広めの音域をもっています。そして、最高音がとても高いです。hiFあたりが一般的であるといわれるボカロの最高音ですが、なんとhihiBにまで達しています。そのため、「曲の序盤は普通に歌えたけど、最高音が出てくるパートでは原キーじゃ歌えない」ということが多く発生します。キーを下げて歌うのが無難といえるでしょう。
命ばっかりと音域が近い曲は?
命ばっかりと音域が近い曲には、こんなものがあります。
フラジール:mid2D#~hihiA#
エゴロック:mid2D#~hihiC
ローリンガール:mid2C#~hihiB
ロウワー:mid2C#~hihiB
東京テディベア:mid2D~hihiA#
ワールズエンド・ダンスホール:mid2C#~hihiC
スロウダウナー:mid2D#~hihiB
病み垢ステロイド:mid2D~hihiC
プロトディスコ:mid2D#~hihiA#
ガランド:mid2D~hihiB
「命ばっかりを歌ってみたい!」と思う方には、上にあげたような曲も音域が近いためおすすめです。ぜひ一度歌ってみてください!これらの曲の音域の解説は、上にあるリンクから飛べますので、読んでみてください。
命ばっかりの最高音・最低音の場所
命ばっかりの最高音・最低音は、それぞれどんな場所で出てくるのでしょうか?
最高音
最高音のhihiBは、サビで出てきます。各サビで1回ずつ出てきます。
最高音(hihiB)を赤で、2番目の最高音(hihiA)を黄色で塗りました。
好きになりたかったんだ
好きになれなかったんだ
「正しい」を理想としていたら
置いて行かれた
追いつけなくなったんだ
基本的にこの曲はhiG以下で推移していきますが、たまにhihi域の音が入ってきます。
最低音
最低音のmid2Dは、Aメロ・Cメロで出てきます。音程の変化が素早いパートで登場します。
最低音(mid2D)を青で、2番目の最低音(mid2E)を黄色で塗りました。
日々を磨り潰していく 貴方との時間は
簡単なことじゃ 許せないくらいに
おかしくなってしまった 安心したいだけの
口先だけじゃ いや いや いや
上の歌詞を見てもわかるとおり、この曲でよく登場する低音域の音はmid2Eです。こちらもかなり低い音となっています。
命ばっかりの演奏区間ごとの音域
次に、命ばっかりの演奏区間ごとの音域について見ていきましょう。
最初に区間ごとの音域の概要を紹介しておきます。
命ばっかりの音域は区間ごとに分析すると、このように推移していきます。
高音域が出てくるのは、サビのみということがよくわかります。ただ、サビでもしっかりと低音域が必要になってくるので、「サビだけ1オクターブ下げて歌う」などの技はあまり意味を成しません。落ちサビの音域が他のサビと違いますが、その理由は先ほど説明したとおりです。
一方サビ以外のパートに目を向けてみると、mid2D~hiEあたりの音域で推移しています。その1オクターブちょっとの音域の中でも、音程がいきなり移動したり、リズムが素早かったりするので、歌うときに油断は禁物です。
命ばっかりの男性が歌いやすいキー
命ばっかりを男性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか?
男性は、原キー-1オクターブ-4(-16)で歌うとよいでしょう。だから、カラオケで歌うときはキーを-4に設定しておくとよいでしょう。
キーを16個下げて歌うことで、音域はmid1A#~mid2Gとなり、男性にとってかなり歌いやすい音域になります。
この曲はキーを変えても雰囲気が崩れにくいため、自分の好きなキーに設定することができます。自分が「あ、このキーの雰囲気好きかも」と思ったキーに合わせてみるとよいでしょう。
命ばっかりの女性が歌いやすいキー
命ばっかりを女性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか?
女性は、原キー-6で歌うとよいでしょう。だから、カラオケで歌うときはキーを-6に設定しておくとよいでしょう。
キーを6つ下げて歌うことで、音域はmid1G#~hiFとなり、女性にとって歌いやすいキーとなります。ただ、この曲は若干音域が広いので、曲すべてを地声で通すのは少し難しいかと思います。だから、「hiFやhiEといった高音が登場するときのみ裏声にする」など、自分の中での裏声と地声の切り替えに関するルールを作っておくと、歌う時でもスムーズに声を切り替えることができます。このキーで歌う時、出だしの音はmid2Fです。
まとめ
ここまで命ばっかりの音域について詳しく見ていきましたが、いかがだったでしょうか。
命ばっかりの音域は、mid2D~hihiB。
最低音のmid2DはAメロ・Cメロで、最高音のhihiBはサビで登場します。
音域は若干広め。そして高い。hihi域の音がサビで、一度ではあるが登場する。だから、0.5~1オクターブほど、キーを下げて歌うことを推奨する。サビでは細かいリズムはなく、ゆったりとした雰囲気であるため、高音を出すことに集中できる。一方、サビ以外のパートでは、高音は登場しない。しかし、リズムが一気に細かくなり、歌詞の密度が高まる。そして音程の振れ幅も大きくなるため、むしろAメロ・Bメロの方が歌うのが難しいという人も少なくない。
☆命ばっかりは、Aメロ・Bメロでは荒ぶる音程をを、サビでは高音を攻略できるかがポイント!!
<<関連記事>>
ぬゆりさんのボカロ曲について、他の曲の音域も知りたいと思った方は、こちらの記事も参照してみてください。
コメント