フューチャー・イヴ/sasakure.UKの音域は?歌いやすいキーについて解説

音域

この記事では、『フューチャー・イヴ』/sasakure.UK の音域について解説していきます。フューチャー・イヴは、sasakure.UKさんの代表的なボカロ曲です。タイトルからもわかる通り「少しだけ未来の話」を歌った作品で、今から見た1000年後の未来の様子を、1000年前から名もなき人たちが語り伝えてきた『竹取物語』になぞらえて表現しています。また、マジカルミライ 10th Anniversaryのテーマソングでもあります。カラオケではJOYSOUND、DAMともに収録されています。

フューチャー・イヴの音域

フューチャー・イヴの音域について、下の鍵盤の画像を用いて説明していきます。

フューチャー・イヴの最高音はhiF#、最低音はmid1Gです。音域の広さは2オクターブ弱、音数にして24音です。ほぼほぼ2オクターブの音域をもっており、平均的な音域をもつボカロ曲と比較すると広めの曲にあたります。最高音はそこまで高くありませんが、その代わりに最低音がかなり低くなっております。ボカロ曲としては珍しく、mid1域の低音が登場しています。

フューチャー・イヴと音域が近い曲は?

フューチャー・イヴと音域が近い曲には、こんなものがあります。

「フューチャー・イヴを歌ってみたい!」と思う方には、上にあげたような曲も音域が近いためおすすめです。ぜひ一度歌ってみてください!これらの曲の音域の解説は、上にあるリンクから飛べますので、読んでみてください。

フューチャー・イヴの最高音・最低音の場所

フューチャー・イヴの最高音・最低音は、それぞれどんな場所で出てくるのでしょうか?

最高音

最高音のhiF#は、転調後のラスサビで出てきます。この曲ではラスサビで転調が起こり、そこで音が1音ずつ上がっているのです。

最高音(hiF#)を赤で、その次の高音(hiE)を黄色で塗りました。

虚無きょむでもいいよ やみでもいいよ

ゆめが、まだ“ゆめ”があいなら

間近まぢかる、ハジマリずっとずっと

魔法まほうしんじていた

上の歌詞には最後の「魔法を信じていた」のフレーズは一つしか書いてありませんが、もうあと4回、全く同じフレーズが連続で登場します。

最低音

最低音のmid1Gは、Bメロ・Cメロで出てきます。思ったより低い音なので注意しましょう。

最低音(mid1G)を青で塗りました。

マル、バツ、ステーション

「まだねてるの?」

にじそら、セピ

あふれるハレーション

このほかにも、mid1G#やmid2A#などの低音が、この曲では多く用いられています。

フューチャー・イヴの演奏区間ごとの音域

次に、フューチャー・イヴの演奏区間ごとの音域について見ていきましょう。

最初に区間ごとの音域の概要を紹介しておきます。

フューチャー・イヴの音域は区間ごとに分析すると、このように推移していきます。

全体の音域は広いですが、中音域にしっかりと音域が固まっています。特に、mid2C~hiCの音はすべてのパートに含まれています。それだけ、この音域に集中しているということです。高音(hiF、hiF#)が登場するのはサビのラストだけですが、ラスサビでの最高音の連続要求は喉にダメージがかかります。ラスサビまでに喉がやられていると、せっかくここまでうまく歌ってきた歌が締まりません。だから、しっかりと高音の余力を残すことが重要です。

フューチャー・イヴの男性が歌いやすいキー

フューチャー・イヴを男性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか?

男性は、原キー-1オクターブで歌うとよいでしょう。だから、カラオケで歌うときはキーを変える必要はありません。

1オクターブ下げて歌うことで、音域はlowG~mid2F#となり、男性の平均音域とほぼ一致します。1オクターブ下げるだけでここまで音域がぴったりになるので、この曲は男性が歌うのにちょうど良い曲であると言えます。曲の難易度とは別の話ですが…。

フューチャー・イヴの女性が歌いやすいキー

フューチャー・イヴを女性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか?

女性は、原キーままで歌うとよいでしょう。だから言うまでもなく、カラオケで歌うときはキーを変える必要はありません。

キーを変えなくても、音域はmid1G~hiF#であり、女性の平均音域からしたらちょうどよい音域になるのです。最低音が低めの曲であるため、むやみにこれ以上キーを下げると、低音があまり出なくなるかもしれません。hiF#やhiFなどの高音域は、裏声を使って出すのが無難でしょう。地声を張り上げて無理して出すよりも、裏声を使った方が喉への負担も軽減されます。

まとめ

ここまでフューチャー・イヴの音域について詳しく見ていきましたが、いかがだったでしょうか。

フューチャー・イヴの音域は、mid1G~hiF#。

最低音のmid1GはBメロ・Cメロで、最高音のhiF#は転調後のラスサビで登場します。

音域の広さは2オクターブ弱あり、若干広め。最高音はそこまで高くないものの、ラスサビで何回も出す羽目になる。そのため、喉の体力をラスさびまでに残しておくべきだ。一方最低音側は、ボカロ曲にしては珍しいmid1域の音が含まれている。そしてこの曲で一番苦しめられるのは音域ではなくリズム難である。sasakure.UKさん特有の変拍子に対応できるかどうかで、歌ってみたの完成度が決まるといっても過言ではない。

☆フューチャー・イヴは、変拍子にも正確についていき、そこで音程も正しくとらえられるかがポイント!!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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