この記事では、『深海少女』/ゆうゆ の音域について解説していきます。深海少女は、深海の神秘的な世界を描いた美しい曲です。歌詞は、深海の底でひとりで生きる少女の切なさや孤独を表現しています。彼女が海の底で自由に泳ぎながらも、誰かとの出会いを待ち望んでいる姿が印象的です。メロディと歌詞が相まって、深海の静寂と美しさを感じさせます。深海の神秘をテーマにした作品ですが、その中にある希望や愛情が心に響きます。また、カラオケではJOYSOUND、DAMともに収録されています。
深海少女の音域
深海少女の音域について、下の鍵盤の画像を用いて説明していきます。
深海少女の最高音はhiF#、最低音はmid2Aです。音域の広さは2オクターブ弱、音数にして22音です。平均的な音域をもつボカロ曲と比較すると、少しだけ広めの音域をもっています。ただ、最高音が高すぎないため、原キーでも十分に歌える人は一定数いるでしょう。しかし、地声だけで通すのは難しいですので裏声の練習が必要になります。
深海少女と音域が近い曲は?
深海少女と音域が近い曲には、こんなものがあります。
ゴーストルール:mid2A~hiF#
拝啓ドッペルゲンガー:mid2A~hiF#
ホントノ:mid2A#~hIF#
ロミオとシンデレラ:mid1G#~hiF
「深海少女を歌ってみたい!」と思う方には、上にあげたような曲も音域が近いためおすすめです。ぜひ一度歌ってみてください!これらの曲の音域の解説は、上にあるリンクから飛べますので、読んでみてください。
深海少女の最高音・最低音の場所
深海少女の最高音・最低音は、それぞれどんな場所で出てくるのでしょうか?
最高音
最高音のhiF#は、転調後のラスサビで出てきます。この曲ではラスサビで転調が起こり、そこで音が2音上がるのです。
最高音(hiF#)を赤で、2番目の最高音(hiE)を黄色で塗りました。
深海少女 腕を引かれる 歌う祝福のマリンスノー
深海少女 もっと知りたい 心惹かれるあの人を見つけたから
この海を出て 今飛び立つの
転調前には、これの2音下のhiEが最高音として登場します。
最低音
最低音のmid2Aは、Aメロ・Bメロ。Cメロ②で出てきます。かなり出てくる回数が多いのが特徴です。
最低音(mid2A)を青で、2番目の最低音(mid2B)を黄色で塗りました。
悲しみの海に沈んだ私 目を開けるのも億劫
このままどこまでも堕ちて行き 誰にも見つけられないのかな
どこへ向かい、何をすれば? ふと射し込む一筋の光
手を伸ばせば届きそうだけど 波に拐われて見失った
この曲は高音域よりも、低音域主体で推移しています。
深海少女の演奏区間ごとの音域
次に、深海少女の演奏区間ごとの音域について見ていきましょう。
最初に区間ごとの音域の概要を紹介しておきます。
深海少女の音域は区間ごとに分析すると、このように推移していきます。
Cメロの2つを除き、使われる音域はかなり似ています。区間ごとに分析しても、音域の広さが小さくならないということは、それだけ音程の動く幅が大きいということです。ただ、その音程の幅を気にさせないくらい、音程はゆっくりと上下します。だから、決して歌いにくいということはありません。むしろ、この曲はボカロ曲の中では相当歌いやすい曲に分類できます。
深海少女の男性が歌いやすいキー
深海少女を男性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか?
男性は、原キー-1オクターブで歌うとよいでしょう。だから、カラオケで歌うときはキーを変える必要はありません。
1オクターブ下げて歌うことで、音域はmid1A~mid2F#となり、男性の平均音域にすっぽりと内包されます。音域の広さでいうとそこそこあるこの曲ですが、その最低音と最高音の絶妙なラインにより、歌いにくさを感じることはないでしょう。最高音が登場する場所も1か所しかありませんので、地声があまり高い人でなくても歌えるでしょう。
深海少女の女性が歌いやすいキー
深海少女を女性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか?
女性は、原キーままで歌うとよいでしょう。だからもちろん、カラオケで歌うときはキーを変える必要はありません。
キーを変えなくても、音域はmid2A~hiF#であり、女性にとってかなり歌いやすい音域となっています。低音域主体であるこの曲ですので、あまり高音域の音を連発することはありません。一つ懸念点があるとすれば、hiDの音を裏声で出すか地声で出すか迷ってしまうことです。事前に自分で「hiDの音はこっちの声で出す」などとルールを決めておくことで、歌っている最中も迷わず声の切り替えができます。
まとめ
ここまで深海少女の音域について詳しく見ていきましたが、いかがだったでしょうか。
深海少女の音域は、mid2A~hiF#。
最低音のmid2AはAメロ・Bメロ・Cメロ②で、最高音のhiF#は転調後のラスサビで登場します。
音域の広さは若干広めだが、それ以上に圧倒的に歌いやすい曲。J-POPやアニソンとも遜色ない難易度で歌うことができる。やはりテンポが速くなく、音程の変化も激しくないため歌いやすくなっている。最高音は、J-POPやアニソンと比べると少し高めであるが、この曲は低音域主体なのであまり気にすることはないだろう。カラオケでも、音程以外の要素を気にしながら歌えるほど余裕がある。
☆深海少女は、歌の基本的な事項を押さえて、表現力や抑揚を取りに行けるかがポイント!!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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