この記事では、『ゴーストルール』/DECO*27の音域について解説していきます。ゴーストルールは、かの有名なDECO*27さんの代表曲の一つであり、2016年に投稿されたボーカロイド曲の中で有数の再生回数を誇っています。また、カラオケではJOYSOUND、DAMともに収録されています。
ゴーストルールの音域
ゴーストルールの音域について、下の鍵盤の画像を用いて説明していきます。
ゴーストルールの最高音はhiF#、最低音はmid2Aです。ボーカロイド曲の中では比較的低めの曲に当たります。特に最低音がmid2Cを切るのはまれです。最低音が女性の平均音域と近くなっていますが、最高音はhiF#と結構高めです。この音が地声で出る人はなかなか少ないのではないでしょうか。
ゴーストルールと音域が近い曲は？
ゴーストルールと音域が近い曲には、こんなものがあります。
拝啓ドッペルゲンガー：mid2A~hiF#
ロミオとシンデレラ：mid1G#~hiF
「ゴーストルールを歌ってみたい！」と思う方には、上にあげたような曲も音域が近いためおすすめです。ぜひ一度歌ってみてください！これらの曲の音域の解説は、上にあるリンクから飛べますので、読んでみてください。
ゴーストルールの最高音・最低音の場所
ゴーストルールの最高音・最低音は、それぞれどんな場所で出てくるのでしょうか？
最高音
ゴーストルール最高音のhiF#は、ラスサビの転調後で登場します。
最高音(hiF#)を赤で塗りました。
メーデー 僕と踊ってよ
最初からいないと分かってた？
嗚呼
最高音のhiF#が登場するのは、この1回のみです。
最低音
ゴーストルール最低音のmid2Aは、Cメロで登場します。
最低音(mid2A)を青で、2番目の最低音(mid2B)を黄色で塗りました。
足りないものを望んだら 僕じゃない僕に出会ったよ
それでも前に進んだよ クラクラしちゃう夜も
足りない僕を愛してよ エゴママが僕を育てたの
君には僕が見えるかな 孤独なピエロが
最低音のmid2Aが登場するのはCメロだけですが、登場する回数が多いのが特徴です。
ゴーストルールの演奏区間ごとの音域
次に、ゴーストルールの演奏区間ごとの音域について見ていきましょう。
最初に区間ごとの音域の概要を紹介しておきます。
ゴーストルールの音域は区間ごとに分析すると、このように推移していきます。
ラスサビで高音がきつくなってきたところで、追い打ちをかけるように転調するのがゴーストルールの最難関ポイントです。転調しても危なげなく高音が出せると、一気にかっこよく歌えるようになります。
ゴーストルールの男性が歌いやすいキー
ゴーストルールを男性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか？
男性は、ちょうど1オクターブ下で歌うとちょうどよいでしょう。だから、カラオケで歌うときはキーを変える必要はありません。
1オクターブ下げると、このように男性の平均音域にすっぽりとはまります。
「自分は男性の中でも音域が低いほうなんだよな」
「高音だと声がかすれちゃう」
という人もいると思います。そのような人は、サビでさらに1オクターブ下げることをお勧めします。そうすることで、最高音がmid2B(A・Bメロの最高音)まで下がります。サビで低音になり声を張りにくくなる分、大きな声を出してカバーするとよいでしょう。
ゴーストルールの女性が歌いやすいキー
ゴーストルールを女性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか？
女性は、原キー-4で歌うとちょうどよいでしょう。だから、カラオケで歌うときは♭4に設定するとよいでしょう。
キーを4つ下げることで、mid1F~hiDと、女性の平均音域に覆いかぶさるような形になります。キーを4つ下げた時の歌い出しはミ♭(mid2D#)です。
キーを変えることに抵抗があったり、キーを下げると低音が出なくなる人は、原キーのままでもよいでしょう。
「でも原キーだとラスサビの高音が大変…」
という人は、サビだけ全て1オクターブ下げるとよいでしょう。そうすることで、最高音はhiB(A・Bメロの最高音)まで下がります。
まとめ
ここまでゴーストルールの音域について詳しく見ていきましたが、いかがだったでしょうか。
ゴーストルールの音域は、mid2A~hiF#。
mid2AはCメロで多く、続くmid2BはAメロ、Cメロでよく出る。
hiF#、hiFはラスサビの転調で1回ずつだけ出てくる。ただ、hiEやhiD#など、hiCより高い音域がサビではコンスタントに要求される。特にラスサビ転調後のhiD#の長音(約2.3秒)×3回で苦しむ人が多い。
☆ゴーストルールは、サビの高音をいかに上手に出すかがポイント！！
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