初音ミクの消失/cosMo@暴走Pの音域は?歌いやすいキーについて解説

音域

この記事では、『初音ミクの消失』/cosMo@暴走Pの音域について解説していきます。初音ミクの消失は、ボカロ黎明期における有名曲の一つで、cosMo@暴走Pの代表作でもあります。「消失」の名で親しまれ、数々の音ゲー・リズムゲームで最難関曲の一つとしてプレイヤーの腕を苦しめている曲です。また、カラオケではJOYSOUND、DAMともに収録されています。

初音ミクの消失の音域

初音ミクの消失の音域について、下の鍵盤の画像を用いて説明していきます。

初音ミクの消失の最高音はhiG#、最低音はmid2A#です。音域の広さは2オクターブ弱、音数にして23音です。初音ミクの消失といえば高速で歌詞が流れていくフレーズが印象深いですが、その陰で2オクターブ近い音域を使う曲でもあったのです。総じて、滑舌の面でも音域の面でも歌いづらい・歌うのが難しいことは確かでしょう。BPM240という超人的なBPMや、そこから繰り出される音ゲーの譜面のイメージが根強く残る初音ミクの消失ですが、歌ってみると案外神曲であることがわかります。

初音ミクの消失と音域が近い曲は?

初音ミクの消失と音域が近い曲には、こんなものがあります。

「初音ミクの消失を歌ってみたい!」と思う方には、上にあげたような曲も音域が近いためおすすめです。ぜひ一度歌ってみてください!これらの曲の音域の解説は、上にあるリンクから飛べますので、読んでみてください。

初音ミクの消失の最高音・最低音の場所

初音ミクの消失の最高音・最低音は、それぞれどんな場所で出てくるのでしょうか?

最高音

最高音のhiG#は、サビで出てきます。サビはゆっくり進行する区間ですが、容赦なくhiG#は出てきます。

最高音(hiG#)を赤で、2番目の最高音(hiG)を黄色で塗りました。

しんじたものは

都合つごうのいい妄想もうそうを うつかがみ

歌姫うたひめめ たたけるようにさけぶ・・・」

最高速いこそくわかれのうた

最高音のhiG#が登場する直前の音はhiCです。0.5オクターブ以上を一瞬で跳躍してhiG#を出さなくてはなりません。いつでもhiG#を出せる状態にしておかないと、せっかくの最高音をかっこよく出すことができません。

最低音

最低音のmid2A#は、Bメロで出てきます。Bメロといっても、音程のない区間(今回はAメロと呼びます)の直後です。

最低音(mid2A#)を青で、2番目の最低音(mid2C)を黄色で塗りました。

うたうこと なにしかったのに

はどうしてかな なにじなくなって

音程の上下が激しい中で、突如として最低音のmid2A#も登場することがあります。だから、いつでも最低音が出せるように喉をスタンバイさせておきましょう。

初音ミクの消失の演奏区間ごとの音域

次に、初音ミクの消失の演奏区間ごとの音域について見ていきましょう。

最初に区間ごとの音域の概要を紹介しておきます。

初音ミクの消失の音域は区間ごとに分析すると、このように推移していきます。

音程が極端に狭い区間もあるため、最高音が乱高下しているように見えます。実際、サビを除けば最高音はBメロのhiC#で抑えられていますが、サビでhiD以上の音域が解放され、音域が上にぐっと広がります。総じて、最低音のmid2A#から最高音のhiG#まで万遍なく使用されており、抜け穴がありません。特に、Bメロとサビで音域が広いのが効いています。Bメロとサビがあることで、1オクターブ下げて歌うなどのアレンジが通用しなくなっております。だから、しっかりと2オクターブ弱の音域を用意するしかありません。

初音ミクの消失の男性が歌いやすいキー

初音ミクの消失を男性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか?

男性は、原キー-1オクターブで歌うとよいでしょう。だから、カラオケで歌うときはキーを変える必要はありません。

1オクターブ下げて歌うことで、音域はmid1A#~mid2G#となり、男性の平均音域とほぼ同じになります。音程が一直線になるDメロではmid1G#で歌うことになります。mid1G#は誰でも無理せず出せる音域でしょうから、滑舌だけに集中することができます。mid2G#が若干高いことが気になりますが、サビだけでしか出てこないということで、そこまで気を遣う必要はありません。

初音ミクの消失の女性が歌いやすいキー

初音ミクの消失を女性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか?

女性は、原キーままで歌うとよいでしょう。だからもちろん、カラオケで歌うときはキーを変える必要はありません。

原キーのままでも、音域はmid2A#~hiG#ということで、女性の平均音域の近くになっています。hiG#ということで、裏声が必須な音域になっています。一応、サビを除けば最高音はhiC#ですので、サビ以外は地声でも十分に出すことができます。サビにのみ高音域が集中しているので、地声と裏声の切り替えをあまりする必要がないという特徴もあります。

まとめ

ここまで初音ミクの消失の音域について詳しく見ていきましたが、いかがだったでしょうか。

初音ミクの消失の音域は、mid2A#~hiG#。

最低音のmid2A#はBメロで、最高音のhiG#はサビで登場します。

音ゲーの印象や、滑舌地獄地帯の印象が強すぎる初音ミクの消失だが、実は音域もかなり広い。2オクターブ弱の音域をもっている。また、BPMが240ということもあり、音程が変化するときはすぐに切り替える必要がある。音程の上下が大きいため、決してあの滑舌地獄地帯以外でも油断はできない。しかしカラオケで歌ったときは、滑舌地獄地帯の音程が一直線であるおかげで音程の精度は異常に高く出る。

☆初音ミクの消失は、音程の激しい上下に対応させながら広い音域を歌いこなすことができて且つ、滑舌をよくすることができるかがポイント!!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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