ザムザ/てにをはの音域は?歌いやすいキーについて解説

音域

この記事では、『ザムザ』/てにをはの音域について解説していきます。ザムザは、リズムゲーム・プロジェクトセカイに書き下ろされ大ヒットを記録した、てにをはさんの曲です。フランツ・カフカの小説『変身』をもとに、いろいろな文学作品の要素がちりばめられており、多くの考察が今でもなされています。また、カラオケではJOYSOUND、DAMともに収録されています。

ザムザの音域

ザムザの音域について、下の鍵盤の画像を用いて説明していきます。

ザムザの最高音はhiF、最低音はmid1Gです。音域は2オクターブ弱、音数にして23音です。ボカロ曲の中では音域が広めの曲にあたります。また、最低音はmid1Gと、mid2域を突破してmid1域にまで足を踏み入れております。女性の地声が高めの方だと、最低音のmid1Gは出にくいという人もいるかもしれません。ボカロ曲は普通、高音域が「人間には出ない」と注目を浴びがちですが、ザムザは低音域の方に大きく音域が広がっております。

ザムザと音域が近い曲は?

ザムザと音域が近い曲には、こんなものがあります。

「ザムザを歌ってみたい!」と思う方には、上にあげたような曲も音域が近いためおすすめです。ぜひ一度歌ってみてください!これらの曲の音域の解説は、上にあるリンクから飛べますので、読んでみてください。

ザムザの最高音・最低音の場所

ザムザの最高音・最低音は、それぞれどんな場所で出てくるのでしょうか?

最高音

最高音のhiFは、サビで出てきます。登場回数は少ないですが、どれも重要なサビのフレーズで登場します。

最高音(hiF)を赤で、2番目の最高音(hiE)を黄色で塗りました。

だれだって辛辛

ズキズキズキ

最高音のhiFは、2番目の最高音であるhiEとのセットで出てくることが多いです。

最低音

最低音のmid1Gは、Aメロで出てきます。Aメロは最初から低音ですが、そこからさらに下がってmid1Gにまで到達します。

最低音(mid1G)を青で、2番目の最低音(mid2A)を黄色で塗りました。

使つかふるした自分じぶん名前なまえ

あえてキッチュなルビを

高潔こうけつかせるくらいにおそろしくなる ほねずいまで

Aメロはこの曲の中に3種類ありますが、いずれの場合も最低音はmid1Gです。

ザムザの演奏区間ごとの音域

次に、ザムザの演奏区間ごとの音域について見ていきましょう。

最初に区間ごとの音域の概要を紹介しておきます。

ザムザの音域は区間ごとに分析すると、このように推移していきます。

音域を区間ごとに分析すると、Aメロで最低音が突出しているのが見える。mid1Gが出るのは実はAメロだけで、ほかのパートではmid2C以上の音域が保証されている。ザムザでよく使われている音域はmid2C~hiDあたりである。だから、女性なら原キーで、男性なら1オクターブ下でそれぞれ歌いやすい音域となっている。その中で、サビでは不意にhiFが出てくるという構造になっている。

ザムザの男性が歌いやすいキー

ザムザを男性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか?

男性は、原キー-1オクターブで歌うとよいでしょう。だから、カラオケで歌うときはキーを変える必要はありません。

1オクターブ下で歌うことで、音域はlowG~mid2Fとなり、男性の平均音域とほぼ一致します。ザムザの曲中でよく出てくる音域であるmid1C~mid2Dあたりは、十分歌いやすい音域に収めることができます。自分の歌いやすいようにキーを調節することももちろんありですが、結局はキーを変えずに歌うことが一番良いのです。原キーのままなら、原曲や歌ってみたとの比較もできますし、何より原キーは聞きなれているからです。

ザムザの女性が歌いやすいキー

ザムザを女性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか?

女性は、原キーままで歌うとよいでしょう。だから言うまでもなく、カラオケで歌うときはキーを変える必要はありません。

キーを変えずとも、女性の平均最低音がザムザの最低音と重なっています。最高音はhiFと、地声では少々出しにくい音域ですが、裏声を使えば容易に出せる音域です。また、地声を張り上げて頑張るという手もあります。自分の使い慣れている・聞きなれている音域の方が圧倒的に歌いやすいので、原キーで歌うのを強くお勧めします

まとめ

ここまでザムザの音域について詳しく見ていきましたが、いかがだったでしょうか。

ザムザの音域は、mid1G~hiF。

最低音のmid1GはAメロで、最高音のhiFはサビで登場します。

音域は2オクターブ弱あり、そこそこ広いほう。最高音はhiFとそこまで高くない分、最低音であるmid1Gはかなり低いと言える。ザムザの曲構成は複雑で、区間ごとに覚えるのではなく、曲全体を流れとして覚えた方が歌いやすい。特にAメロは曲中に3回登場するが、全てちょっとずつ違う旋律があるというのが特徴である。

☆ザムザは、とても低い最低音も確実に出しながら、サビで現れるhiFをいかに正確にとらえられるかがポイント!!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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