Calc./ジミーサムPの音域は?歌いやすいキーについて解説

音域

この記事では、『Calc.』/ジミーサムPの音域について解説していきます。Calc.は、ジミーサムPの28作目のボカロ曲です。失恋を歌った繊細かつ表現力豊かな歌詞に、多くの人の心が打たれ、共感を集めています。また、カラオケではJOYSOUND、DAMともに収録されています。

Calc.の音域

Calc.の音域について、下の鍵盤の画像を用いて説明していきます。

Calc.の最高音はhiF#、最低音はmid1F#です。音域はちょうど2オクターブ、音数にして25音です。2オクターブの音域をもつ曲ということで、音域はボカロ曲の中でもかなり広い曲となっています。最高音はhiF#であり、裏声でも出しやすい音域にとどまっているのに対して、最低音はmid1F#と、これまたボカロ曲の中ではトップクラスに低い曲となっています。「ボカロ曲は音域が高いもの」という一種の固定観念がある中で、この曲はmid2域も切るというかなりの低さになっています。

Calc.と音域が近い曲は?

Calc.と音域が近い曲には、こんなものがあります。

「Calc.を歌ってみたい!」と思う方には、上にあげたような曲も音域が近いためおすすめです。ぜひ一度歌ってみてください!これらの曲の音域の解説は、上にあるリンクから飛べますので、読んでみてください。

Calc.の最高音・最低音の場所

Calc.の最高音・最低音は、それぞれどんな場所で出てくるのでしょうか?

最高音

最高音のhiF#は、サビで出てきます。1つのサビにつき1回だけ登場します。

最高音(hiF#)を赤で、2番目の最高音(hiD#)を黄色で塗りました。

いつかささげたうた いまじゃしいだけのあいうた

かぜかれんでゆけ ぼくらがであえたあのなつまで

hiF#の次の最高音がhiD#ということで、hiF#以外は地声で出せる、という人もいるかもしれません。どっちみち、女性の方はCalc.を歌うときに裏声を使う機会は少ないかと思います。

最低音

最低音のmid1F#は、Aメロで出てきます。mid1F#という、女性の平均最低音よりも低い音域ですが、Calc.を歌うときは出せるようにしておかなければなりません。

最低音(mid1F#)を青で、2番目の最低音(mid1G#)を黄色で塗りました。

すれちがいは結局けっきょく運命うんめいで すべてはだって

かなしみをまぎらわせるほど ぼくつよないから

Calc.の出だしの音はmid2C#で、そこから音程が上がりそうな雰囲気のところでmid1F#が登場します。Aメロの歌い出しでは、低音域にも対応できる喉を作っておきましょう。

Calc.の演奏区間ごとの音域

次に、Calc.の演奏区間ごとの音域について見ていきましょう。

最初に区間ごとの音域の概要を紹介しておきます。

Calc.の音域は区間ごとに分析すると、このように推移していきます。

F#がCalc.の主音であり、3種類のF#全てが最低音・最高音になっています。このようにみると、区間ごとの音域の種類も2種類しかありません。演奏区間も少なく、とても簡潔な構造をしていると言えます。

Calc.の男性が歌いやすいキー

Calc.を男性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか?

男性は、原キー-1オクターブで歌うとよいでしょう。だから、カラオケで歌うときはキーを変える必要はありません。

1オクターブ下げて歌うことで、音域はlowF#~mid2F#となり、ほとんど男性の平均音域と同じになります。最低音側に1音だけはみ出してしまっていますが、小さな声ででもいいですのでlowF#を出せるようにしておくとよいでしょう。幸い、lowF#の出てくる区間は落ち着いた雰囲気であるAメロですので、声量を保つ必要はそこまでないのです。また、最高音のmid2F#が出てくるタイミングは曲中で3回しかなく、それ以外の最高音はmid2D#です。だから、高音域が苦手という人でも余裕をもってサビを歌いとおすことができるのではないでしょうか。

Calc.の女性が歌いやすいキー

Calc.を女性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか?

女性は、原キーままで歌うとよいでしょう。言うまでもなく、カラオケで歌うときはキーを変える必要はありません。

キーを変えずとも、音域はmid1F#~hiF#であり、女性の平均音域とほど近いのです。hiF#は地声で出すのは厳しいでしょうから、裏声を使う必要が出てきます。ただ、hiF#が出てくるのは曲中で累計3回、その次の最高音はhiD#ですので、裏声を多用するということはありません。Aメロは特に、すべて地声だけで歌いとおせると思います。

まとめ

ここまでCalc.の音域について詳しく見ていきましたが、いかがだったでしょうか。

Calc.の音域は、mid1F#~hiF#。

最低音のmid1F#はAメロで、最高音のhiF#はサビ・Cメロで登場します。

曲の構造はいたってシンプル。Bメロがなく、覚えるべき区間は3種類ほどしかない。覚えやすくはあるのだが、歌いやすい曲では決してない。2オクターブの音域をもっている曲であるため、低音域から高音域まで幅広く使える人でないときれいに歌うのは難しい。ただ幸いなことに、最低音がmid1F#であるため女性なら原キーで、男性なら1オクターブ下で最低音がほとんど一致する。だから、2オクターブの音域をもつ曲の中では割と歌いやすい曲ではある。

☆Calc.は、たまに登場する最高音にも気をかけながら、平均最低音よりも低くなるCalc.の最低音をうまく出せるかがポイント!!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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