レクイエム/Kanariaの音域は?歌いやすいキーについて解説

音域

この記事では、『レクイエム』/Kanaria の音域について解説していきます。レクイエムは、Kanariaさんの11作目となるボカロ曲です。ホロライブ所属の星街すいせいさんのために書き下ろされたものであり、専門学校HALのCMソングとしても有名です。また、カラオケではJOYSOUND、DAMともに収録されています。

レクイエムの音域

レクイエムの音域について、下の鍵盤の画像を用いて説明していきます。

レクイエムの最高音はhiF、最低音はmid1Fです。2オクターブちょうど、音数にして25音の音域を持っています。ボーカロイド曲の中でも、人が歌う曲の中でも広めの音域であると言えます。そして、最低音が低いのも特徴です。もともと人が歌うために作られた曲ですので、とんでもなく高い音域は出てきません。ただそのかわり、音域が低く作られているのです。

レクイエムと音域が近い曲は?

レクイエムと音域が近い曲には、こんなものがあります。

「レクイエムを歌ってみたい!」と思う方には、上にあげたような曲も音域が近いためおすすめです。ぜひ一度歌ってみてください!これらの曲の音域の解説は、上にあるリンクから飛べますので、読んでみてください。

レクイエムの最高音・最低音の場所

レクイエムの最高音・最低音は、それぞれどんな場所で出てくるのでしょうか?

最高音

最高音のhiFは、ラスサビで出てきます。ラスサビで転調が起こっているわけではありませんが、通常サビと少し旋律が異なり、そこで最高音が出てきているのです。

最高音(hiF)を赤で、2番目の最高音(hiE)を黄色で塗りました。

れるファイヤー えるフライウェイ けてきましょう

いかりとにくしみさえも とどく 衝撃しょうげきをくれるか

「フライアウェイ 駆けて行きましょう」は、フレーズ全体がhiB以上というかなりの高音域になってます。ここで喉を潰さないかが勝負のカギです。

最低音

最低音のmid1Fは、サビ・2A’メロ・ラスサビで出てきます。ラスサビでは最高音も出てきましたが、2オクターブ下の最低音まで出てきます。

最低音(mid1F)を青で、2番目の最低音(mid1G)を黄色で塗りました。

ファイヤー  れるファイヤー 二人ふたりまれれば

夢見心ゆめみなたに そのひとみ さちあれ

「染まれれば」の「ば」の音がmid2Aなのですが、そこで一度「低いな」と思うでしょう。しかしそこからさらに下がるので、対応しきれないことが多いです。かなり低音域に余裕を持って入りましょう。

レクイエムの演奏区間ごとの音域

次に、レクイエムの演奏区間ごとの音域について見ていきましょう。

最初に区間ごとの音域の概要を紹介しておきます。

レクイエムの音域は区間ごとに分析すると、このように推移していきます。

曲全体を通して、2オクターブの音域をフルに使っているのが見受けられます。それが顕著に表れているのがサビです。およそ2オクターブ差がある最高音と最低音を、わずか37秒でどちらも出しているのです。ただ、サビの中でも「高音が出る部分」と「低音が出てくる部分」に大きく分けられます。だから、その部分が切り替わる場所で、喉も低音用にシフトチェンジさせると歌いやすくなります。具体的には、高音を出して上がった喉仏を、グッと下げると低音域がいくらか出しやすくなります。

レクイエムの男性が歌いやすいキー

レクイエムを男性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか?

男性は、原キー-1オクターブで歌うとよいでしょう。だから、カラオケで歌うときはキーを変える必要はありません。

オクターブを1つ下げることによって、音域はlowF~mid2Fとなり、男性の平均音域とほとんど同じになります。最低音も最高音もほとんど近いので、平均的な音域をもっている人にとっては大変歌いやすい曲になるでしょう。音域の切り替えさえできれば、音域や音程に対して不安を抱く必要はありません。

レクイエムの女性が歌いやすいキー

レクイエムを女性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか?

女性は、原キーで歌うとよいでしょう。だから言うまでもなく、カラオケで歌うときはキーを変える必要はありません。

キーを変えなくても、音域はmid1F~hiFであり、女性の平均音域に近いと言えます。もともと女性ボーカルが歌えるように作られた曲ですので、キーを変える必要がないというのはある意味自然なことなのかもしれません。しかし、音域は広いです。最高音がhiFですので、地声よりは裏声をメインで使った方がよいでしょう。特にサビの高音域が連続して出てくる部分では、裏声で通してしまってもよいかもしれません。

まとめ

ここまでレクイエムの音域について詳しく見ていきましたが、いかがだったでしょうか。

レクイエムの音域は、mid1F~hiF。

最低音のmid1Fはサビ・2A’メロ・ラスサビで、最高音のhiFはラスサビで登場します。

2オクターブの音域をもっている、なかなか音域が広い曲。サビやラスサビではその2オクターブの音域をまんべんなく使うため、適応が難しい。ただ、「高音域が出る部分」と「低音域が出る部分」の差がはっきりとしているため、高音用の喉と低音用の喉の切り替えが大事。男性なら1オクターブ下で、女性なら原キーで歌いやすい音域をしているため、無理にキーを上下させる必要はない。2オクターブある曲の中では、まだ歌うのが簡単な曲である。

☆レクイエムは、高音用の喉と低音用の喉の切り替えを、いかにすばやくできるかがポイント!!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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