この記事では、『レディーレ』/バルーン の音域について解説していきます。レディーレは、切ないメロディと深い歌詞が印象的です。愛と別れをテーマにした歌詞が、聴く者の心に響きます。特に、切ない情景を描写する言葉選びが秀逸で、胸を打たれる内容です。また、カラオケではJOYSOUND、DAMともに収録されています。
レディーレの音域
レディーレの音域について、下の鍵盤の画像を用いて説明していきます。
レディーレの最高音はhihiC、最低音はmid2Fです。音域の広さは1.5オクターブほど、音数にして20音です。ボカロ曲の中では平均的な音域の広さをしています。ただ、その最高音には驚きます。hihi域の音が多数出現している曲です。だから、裏声を使っても原キーで歌うことは難しいかもしれません。そのため、キーを変えたりオクターブを下げて歌った方がよいでしょう。
レディーレと音域が近い曲は？
レディーレと音域が近い曲には、こんなものがあります。
ダーリンダンス：mid2F#~hihiC
フィクサー：mid2F#~hihiC#
アンハッピーリフレイン：mid2E~hihiC
「レディーレを歌ってみたい！」と思う方には、上にあげたような曲も音域が近いためおすすめです。ぜひ一度歌ってみてください！これらの曲の音域の解説は、上にあるリンクから飛べますので、読んでみてください。
レディーレの最高音・最低音の場所
レディーレの最高音・最低音は、それぞれどんな場所で出てくるのでしょうか？
最高音
最高音のhihiCは、サビで出てきます。最高音が何回も出てくるので、歌うのは大変です。
最高音(hihiC)を赤で、2番目の最高音(hihiB)を黄色で塗りました。
一人になって 寂しくなって
また いびつな愛を望む？
二人になって 嫌気がさした
わるい夢なら 覚めて欲しい
hihiCが登場するときは、一緒にhihiBも登場することが多いです。
最低音
最低音のmid2Fは、Bメロで出てきます。最低音といえど、実際に歌うときはそこまで低いと感じないかもしれません。
最低音(mid2F)を青で、2番目の最低音(mid2G)を黄色で塗りました。
長い帰路の真ん中で
野良猫は優に笑っている
それを妬むなんて下らない
最低音のmid2Fは、数音にわたって連続して出てきます。最低音でも一定の声量を保たないと、歌うのは少し難しいです。
レディーレの演奏区間ごとの音域
次に、レディーレの演奏区間ごとの音域について見ていきましょう。
最初に区間ごとの音域の概要を紹介しておきます。
レディーレの音域は区間ごとに分析すると、このように推移していきます。
サビだけでなく、Aメロでもhihi域の音が出てきます。超高音域の音がよく出てきやすい曲だと言えるでしょう。サビだけ高い曲であれば、サビを1オクターブ下げて歌うなどの対処のしようがあるのですが、Aメロも高音域であるためその方法が効きません。また散々説明した通り、音程の大きな跳躍がとても多く起こります。最高音のhihiCが登場する場面でも実は跳躍が起こっています。だから、突発的に上がる音程に対してピッタリと合わせられる能力が求められるということです。
レディーレの男性が歌いやすいキー
レディーレを男性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか？
男性は、原キー-1オクターブ-9(-21)で歌うとよいでしょう。だから、カラオケで歌うときはキーを+3に設定しておくとよいでしょう。
キーを-21して歌うことで、音域はlowG#~mid2D#となり、男性の平均音域の中に収まります。低音域が連続して出てきたり、音程の跳躍が良く起きたりするので、自分が無理せず歌いやすいと思った音域で歌うことが望ましいでしょう。このキーで歌う時、出だしの音はmid1D#です。
レディーレの女性が歌いやすいキー
レディーレを女性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか？
女性は、原キー-10で歌うとよいでしょう。だから、カラオケで歌うときはキーを+2で設定しておくとよいでしょう。
キーを10個下げることによって、音域はmid1G~hiDとなり、女性の平均音域とほとんど近くなります。ちなみにこのキーは、レディーレのバルーンさんによるセルフカバーのバージョンと同じキーになっています。
こちらも併せて聞いてみてください。
このキーで歌えば、無理に裏声を多用することも、音程の跳躍に苦しむこともなくなります。原曲の雰囲気にもあったキーですので、お困りの方は原キー-10で歌ってみてください。
まとめ
ここまでレディーレの音域について詳しく見ていきましたが、いかがだったでしょうか。
レディーレの音域は、mid2F~hihiC。
最低音のmid2FはBメロで、最高音のhihiCはサビで登場します。
音域の広さは平均的だが、最高音が高すぎる。hihi域の音がサビやAメロで何回も登場する。また、その高音域が登場するタイミングで音程の跳躍が起こっている。だから、遠く離れた音程を一瞬で合わせられるようにしておく必要がある。ただ、曲としては覚えやすく、正しくキーを合わせたら歌いやすくなる曲でもある。
☆レディーレは、音程が跳躍するタイミングでピタッと音程を合わせられるかがポイント！！
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