この記事では、バルーン(須田景凪)さんのボカロ曲の音域をまとめてみました。バルーンさんのボカロ曲の中からいくつか人気なものを抜粋して、音域を曲ごとに調べました。その音域のまとめページとなります。自分が歌いやすい音域の曲を見つけて、バルーンさんのボカロ曲をカラオケで歌いましょう。
バルーンのボカロ曲の音域まとめリスト
バルーンさんのボカロ曲の中で、私が調査した人気曲の音域をまとめました。そのリストがこちらになります。
曲名 | 作曲者 | 最低音 | 最高音 | 音数 |
雨とペトラ | バルーン(須田景凪) | mid2F | hihiA# | 18音 |
メーベル | バルーン(須田景凪) | mid2D# | hihiC# | 23音 |
レディーレ | バルーン(須田景凪) | mid2F | hihiC | 20音 |
花に風 | バルーン(須田景凪) | mid2E | hihiC | 21音 |
パメラ | バルーン(須田景凪) | mid2F# | hihiC | 19音 |
シャルル | バルーン(須田景凪) | mid2A# | hihiA# | 25音 |
花瓶に触れた | バルーン(須田景凪) | mid2G | hihiB | 17音 |
ノマド | バルーン(須田景凪) | mid2G | hihiC | 18音 |
全ての曲で最高音がhihi域に到達しており、全体的に音域が高いです。そのかわり、最低音もその分mid2E~mid2Gあたりにあり、高いです。だから、音域の広さとしては普通のボカロ曲よりもむしろ狭いといえます。バルーンさんの曲は、1オクターブ下げることでかなり歌いやすくなります。テンポがあまり速くないため、裏声の練習曲としても使える曲はいくつもあります。
この中で特段目立つ音域の広さを持っているのが、シャルルです。ちょうど2オクターブの音域をもっているシャルルは、本来ならばそこそこ歌いにくい曲のはずです。ただ、この曲はカラオケランキングでも上位に食い込んでくるほどの人気を誇っているのは確かです。シャルルをしっかりと歌える人は、歌が上手いと言っていいでしょう。
ここで紹介したそれぞれの曲に、個別解説記事がございます。それを次の章から解説していきます。
バルーンのボカロ曲の音域解説
それでは、それぞれのボカロ曲について、音域の解説をしていきます。個別解説記事へのリンクも貼ってあるので、興味があればリンク先のページも読んでみてください。
雨とペトラ
雨とペトラ…mid2F~hihiA#(18音)
曲の進行はもっとも一般的なものであり、覚えるフレーズも少ないため、割と誰でも簡単に覚えることができる。音域の広さも1オクターブ半で平均的。
メーベル
メーベル…mid2D#~hihiC#(23音)
音域は2オクターブ弱ある、いわゆる「音域の広い曲」である。区間ごとに分析しても、Aメロ・Cメロで1.5オクターブほどの異常な音域を抱えている。だから、区間が変わる際にオクターブを変えて音域を狭めることができない。一方、メーベルにはBメロがなく、1番と2番でリズムや旋律に差異がないため、覚えること自体はかなり簡単。実際、覚えるべき区間はAメロ・サビ・Cメロの3つだけ。覚えるのは簡単なのに、歌うのはそこそこ難しいという、少し厄介な曲である。
レディーレ
レディーレ…mid2F~hihiC(20音)
音域の広さは平均的だが、最高音が高すぎる。hihi域の音がサビやAメロで何回も登場する。また、その高音域が登場するタイミングで音程の跳躍が起こっている。だから、遠く離れた音程を一瞬で合わせられるようにしておく必要がある。ただ、曲としては覚えやすく、正しくキーを合わせたら歌いやすくなる曲でもある。
花に風
花に風…mid2E~hihiC(21音)
音域の広さは平均的だが、とても最高音が高い。hihi域の音がサビではよく登場する。サビで最高音が出るとき、音程が1オクターブ跳躍するので出しにくいという特徴がある。そのため、歌うときは最高音も余裕をもって出せるようにキーを調整する必要がある。最高音とよく使われる音が離れているため、裏声の練習にちょうど良い曲でもある。
パメラ
パメラ…mid2F#~hihiC(19音)
音域の広さは平均よりも若干狭い。しかし、全体的にとても高い音域をしているため、1オクターブ、またはそれ以上キーを下げて歌うことをお勧めする。音域の広さの割には、難所が多いため歌うのは難しい。Bメロの早口パートや、Bメロ・サビで登場する1オクターブの音程の跳躍などが歌うのを難しくさせている要因である。逆に、音域を気にすることなくそのような難所を練習できるのがメリットである。
シャルル
シャルル…mid2A#~hihiA#(25音)
音域は2オクターブあり、そこそこ広めの曲にあたる。この曲で一番印象的なフレーズ「愛を謳って」「日々を語って」の部分で最高音が登場する。ただ、音程が1オクターブ跳躍してから登場する最高音であるため、かなり出しにくい。このフレーズで地声と裏声の切り替えができるようになれば、かなり歌いやすくなるだろう。
花瓶に触れた
花瓶に触れた…mid2G~hihiB(17音)
多くのパートで最低音がmid2Gで一致しているため、音域はそこまで広がっていない。普通のボカロ曲と比べると、少し狭めにあたる。サビになると音域が広がり、またテンポも速くなって音程の変化が激しくなるため、音程を取るのが難しい。逆にそれ以外のパートでは比較的ゆっくり進行していくので割と歌いやすい。
ノマド
ノマド…mid2G~hihiC(18音)
音域の広さはそこまで広くはないが、全体的に高い。曲のほとんどすべてがhi域以上の音である。音域の広さ以上に、音程は上下に大きく動く。だから、思ったよりも音程の精度を取るのが難しい。そのかわり、テンポはゆっくりなため、音程の精度を取る練習曲としても使える。この曲の音程の精度を高めれば、どんな曲でもある程度音程がとれるようになるだろう。
おわりに
ここまで、バルーンさんの人気ボカロ曲の音域についてみていきましたが、いかがだったでしょうか?
曲の音域を知ることが、あなたがバルーンさんのボカロ曲をカラオケで歌えるようになる一助となれば幸いです。このサイトでは、バルーンさんのボカロ曲だけでなく、他のボカロPさんの曲についても音域を調査しています。ほかにも歌いたい曲があれば、ぜひ参考にしてみてください。
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