この記事では、Neruさんのボカロ曲の音域をまとめてみました。Neruさんのボカロ曲の中からいくつか人気なものを抜粋して、音域を曲ごとに調べました。その音域のまとめページとなります。自分が歌いやすい音域の曲を見つけて、Neruさんのボカロ曲をカラオケで歌いましょう。
Neruのボカロ曲の音域まとめリスト
Neruさんのボカロ曲の中で、私が調査した人気曲の音域をまとめました。そのリストがこちらになります。
曲名 | 作曲者 | 最低音 | 最高音 | 音数 |
ロストワンの号哭 | Neru | mid2B | hihiB | 25音 |
脱法ロック | Neru | mid2A# | hiG# | 23音 |
東京テディベア | Neru | mid2D | hihiA# | 21音 |
イドラのサーカス | Neru | mid2C# | hiG# | 20音 |
再教育 | Neru | mid1F# | hiD# | 22音 |
ハウトゥー世界征服 | Neru | mid2B | hihiB | 25音 |
potatoになっていく | Neru | mid1D# | hiF | 27音 |
Neruさん作曲のボカロ曲は、全体的に音域の広さが20音を超えており、音域は広いと言えます。最高音はまちまちで、hihi域に入る曲もあれば、『再教育』のように最高音がhiD#止まりな曲もあります。Neruさんは鏡音リン・鏡音レンをよく使うので、そのどちらが歌っているか、またはその両方かで最高音が異なるということです。低音が得意なレンが歌っている曲は、かなりの低音が使われていることもあります。
ここで紹介したそれぞれの曲に、個別解説記事がございます。それを次の章から解説していきます。
Neruのボカロ曲の音域解説
それでは、それぞれのボカロ曲について、音域の解説をしていきます。個別解説記事へのリンクも貼ってあるので、興味があればリンク先のページも読んでみてください。
ロストワンの号哭
ロストワンの号哭…mid2B~hihiB(25音)
音域の広さは2オクターブ。これだけ見ると音域的には相当難易度の高い曲のように見えるが、区間ごとに分析してみると案外簡単に見えてくる。この曲の最大の特徴はBメロとサビで音域が急激に上昇することである。だから、サビだけ1オクターブ下げるというアレンジ方法をとることによって、音域を大幅に狭めることができる。ただ、音域に余裕があるのであれば、そのようなアレンジを行わずに正攻法で歌うに越したことはない。
脱法ロック
脱法ロック…mid2A#~hiG#(23音)
音域は2オクターブ弱と、結構広い方である。そして、最高音のhiG#の登場回数が異常に多い。だから、hiG#に対して絶対的な自信がない限り、脱法ロックのサビを全て歌いきることは難しいだろう。そして低音域に目を向けても、最低音やその近辺で推移する箇所が非常に多い。さらに追い打ちをかけるように、低音域では早口で歌われる箇所が多く存在する。最高音を多く要求されながら、その2オクターブほど下の最低音付近でも滑舌と低音を両立させながら歌わなくてはならない。音域の広さ以上に酷な曲である。
東京テディベア
東京テディベア…mid2D~hihiA#(21音)
東京テディベアには、前奏も後奏もないという特徴がある。最初の0Aメロで聴衆の心をつかみ、ラスサビの余韻をラスAメロで始末するという役割がある。BPMも速く、音程の推移が大きい箇所が多いあるので終始忙しい。また、曲全体を通して低音域が欠かせない。サビの高音域を出している時でも低音域を手放すことができない。音域が1.5オクターブほどと平均的であるにもかかわらず、上手に歌うのは案外難しいかもしれない。
イドラのサーカス
イドラのサーカス…mid2C#~hiG#(20音)
音域の広さは1.5オクターブほどで、いたって平均的。特別高すぎる音域ということもない。ただ、その1.5オクターブの音域をまんべんなく使ってくる。特に、最高音のhiG#に関してはサビで何十回と出てくる。そのため、「ギリギリhiG#出せるから原キーで歌おう!」とやると、喉が最後まで持たずに痛い目に遭う。また、音程の変化も激しく細かいため、一つ一つの音を丁寧になぞって歌う必要がある。細かい音程をうまく拾っていくことで、音程の精度も歌の完成度も次第に上がってくる。
再教育
再教育…mid1F#~hiD#(22音)
使われる音域が低く、原キーで歌いやすいことが特徴。音域の広さ自体は、ボカロ曲にしてみれば平均的。パートごとに音域を分析してみても、1パートあたり音域は約1オクターブなのであまり音程が大きく上下することは少ない。ただ、その最低音の低さはボカロ曲でもまれにみる低さなので警戒が必要。原キーだと最低音が出にくいという人もいるかもしれないほど低い曲である。
ハウトゥー世界征服
ハウトゥー世界征服…mid2B~hihiB(25音)
音域の広さはちょうど2オクターブで、ボカロ曲にしてもそこそこ広い。最高音が目立つ曲だが、Aメロ・Bメロでは最低音近辺での音程の推移が多い。また、Aメロ・Bメロでは速いテンポからリズムが難しくなったり、大きな音程の跳躍・降下が繰り返し登場したりするので、案外歌いにくくなっている。総じて、歌の難易度は中~上級者向けの曲となっている。
potatoになっていく
potatoになっていく…mid1D#~hiF(27音)
音域はかなり広い。デュエット曲であり、レンのパートがものすごく低いため、最低音側を気にかけながら歌う必要がある。しかも、Aメロ・Bメロでは最低音近辺の音がとても多く登場するため、低音域は全く蔑ろにできない。音程の動きがゆっくりなため、旋律をなぞるのはそこまで難しくないが、とにかく音程の動きの上下幅が激しい。幅広い音域への対応力が求められる曲である。
おわりに
ここまで、Neruさんの人気ボカロ曲の音域についてみていきましたが、いかがだったでしょうか?
曲の音域を知ることが、あなたがNeruさんのボカロ曲をカラオケで歌えるようになる一助となれば幸いです。このサイトでは、Neruさんのボカロ曲だけでなく、他のボカロPさんの曲についても音域を調査しています。ほかにも歌いたい曲があれば、ぜひ参考にしてみてください。
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