この記事では、ピノキオピーさんのボカロ曲の音域をまとめてみました。ピノキオピーさんのボカロ曲の中からいくつか人気なものを抜粋して、音域を曲ごとに調べました。その音域のまとめページとなります。自分が歌いやすい音域の曲を見つけて、ピノキオピーさんのボカロ曲をカラオケで歌いましょう。
ピノキオピーのボカロ曲の音域まとめリスト
ピノキオピーさんのボカロ曲の中で、私が調査した人気曲の音域をまとめました。そのリストがこちらになります。
曲名 | 作曲者 | 最低音 | 最高音 | 音数 |
転生林檎 | ピノキオピー | mid2C | hiF | 18音 |
神っぽいな | ピノキオピー | mid2F | hihiD# | 23音 |
デビルじゃないもん | ピノキオピー・DECO*27 | mid1G# | hiE | 21音 |
ノンブレス・オブリージュ | ピノキオピー | mid2A | hihiC | 28音 |
腐れ外道とチョコレゐト | ピノキオピー | mid2C# | hiF# | 18音 |
すろぉもぉしょん | ピノキオピー | mid2A | hihiA# | 26音 |
大きく2種類に分けられるような音域をしています。1種類目は「転生林檎」「デビルじゃないもん」腐れ外道とチョコレゐト」で、1.5オクターブほどの音域をもっています。最高音はhiE~hiF#で、原キーでも歌えなくはない音域です。
一方、「神っぽいな」「ノンブレス・オブリージュ」「すろぉもぉしょん」は2オクターブほどの音域をもっており、また最高音がとても高いです。これらの曲は「最高音を出すためにキーを下げたい、でもそうすると最低音が出なくなる」というジレンマに陥りやすい曲のため、歌う難易度が高いです。
ここで紹介したそれぞれの曲に、個別解説記事がございます。それを次の章から解説していきます。
ピノキオピーのボカロ曲の音域解説
それでは、それぞれのボカロ曲について、音域の解説をしていきます。個別解説記事へのリンクも貼ってあるので、興味があればリンク先のページも読んでみてください。
転生林檎
転生林檎…mid2C~hiF(18音)
音域の広さは平均的であり、最高音も最低音も特徴的ではない。ただ、間奏が極端に少ないことや早口パートの多さ、1オクターブの跳躍の頻出などがあるため、歌いやすい曲であるとは言えない。特にサビではhiD以上の音域が半数を占めるほど高音域の頻度が多いため、原キーで歌う場合は裏声必須である。音域の広さ以外の、歌に関する要素をすべて試されているような曲である。だから音域が狭くても、転生林檎をしっかりと歌いこなせる人は、歌の地力があると言えるだろう。
神っぽいな
神っぽいな…mid2F~hihiD#(23音)
音域の広さよりも、その音の高さに驚かされる曲。hihiD#は常人に出せる音域ではないため、1オクターブほど下げて歌うことを強くお勧めする。ただ、むやみにキーを変えると音程をつかみづらく迷子になりやすい曲でもある。しかし、最高音はhihiD#であっても、hihiD#やhihiDといった高音が使われるのはせいぜい2回だけである。よく使われる高音域の音はhiGで頭打ちになっているため、そこまで音域の広さにビビる必要はない。
デビルじゃないもん
デビルじゃないもん…mid1G#~hiE(21音)
音域の広さは、デュエット曲であること関係なしに平均的である。最高音でもhiEであるため、原キーのままで歌える人は少なくない。しかし、音域の広さから想像できる難易度よりも実際に歌う難易度は高い。休憩地帯は全くなく、速いリズムと激しい音程変化についていくのに精いっぱいである。そこに滑舌という要素も加わってくるため、かなり歌の総合力が試される曲になっている。ただ、二人で歌う分には幾分楽である。
ノンブレス・オブリージュ
ノンブレス・オブリージュ…mid2A~hihiC(28音)
もともと滑舌やブレスの難しさに注目される曲だが、音域の広さも2オクターブ超で、十分無視できない事案である。Aメロ・Bメロは音程が細かく動く上にブレスの位置がほとんどないため、とても歌うのが難しい。また、ラスサビの「息が詰まる」「息を止める」の繰り返しのパートで最高音が出てくるのもいやらしい。音域の広さだけでもボカロ曲の中でトップクラスに広いのだが、総じて歌の難易度は最高を極めている。
腐れ外道とチョコレゐト
腐れ外道とチョコレゐト…mid2C#~hiF#(18音)
音域の広さ・音の高さともにボカロ曲としては平均的。普通の曲はサビに最高音が来ることが多いが、この曲では規制音地帯であるCメロに来るのが特徴。サビでのhiD#という高音を乗り越えて油断しないことが重要だ。この曲はBPM260とテンポがとても速いため、その音程の変化についていくのも結構難しい。速いテンポと早口への耐性をつけるにはもってこいの曲だ。
すろぉもぉしょん
すろぉもぉしょん…mid2A~hihiA#(26音)
音域は2オクターブ以上あり、かなり広い。Aメロからサビに上がるにつれて使われる音域が大きく上がっている。そのため、低音を出す喉と高音を出す喉の切り替えが重要。場合によっては裏声を使うことも致し方ない。音程の変化自体はゆっくりで、脅威と呼ぶほどではない。だからこの曲の一番の課題点は、多様な音域への対応力を高められるかということである。
おわりに
ここまで、ピノキオピーさんの人気ボカロ曲の音域についてみていきましたが、いかがだったでしょうか?
曲の音域を知ることが、あなたがピノキオピーさんのボカロ曲をカラオケで歌えるようになる一助となれば幸いです。このサイトでは、ピノキオピーさんのボカロ曲だけでなく、他のボカロPさんの曲についても音域を調査しています。ほかにも歌いたい曲があれば、ぜひ参考にしてみてください。
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