この記事では、『FREELY TOMORROW』/Mitchie M の音域について解説していきます。FREELY TOMORROWは、Mitchie Mさんによるボカロの大ヒット曲です。2011年にニコニコ動画に投稿され、その「人間の歌声に限りなく近い」調声で今でも根強い人気を誇っています。投稿から僅か20日6時間4分という驚異的な期間でVOCALOID伝説入り(ニコニコ動画100万回再生)を突破し、当時の記録を更新した曲でもあります。また、カラオケではJOYSOUND、DAMともに収録されています。
FREELY TOMORROWの音域
FREELY TOMORROWの音域について、下の鍵盤の画像を用いて説明していきます。
FREELY TOMORROWの最高音はhiD、最低音はmid1G#です。音域の広さは1.5オクターブ、音数にして19音です。ボカロ曲の音域の広さとしては平均~やや狭めといった立ち位置です。そして、音の高さが人間の音域に近いため、原キーでもとても歌いやすい曲になっています。裏声を使わずとも歌えるという人も一定数いるでしょう。
FREELY TOMORROWと音域が近い曲は？
FREELY TOMORROWと音域が近い曲には、こんなものがあります。
悪役にキスシーンを：mid1G#~hiD#
オーバーライド：mid1G#~hiC#
「FREELY TOMORROWを歌ってみたい！」と思う方には、上にあげたような曲も音域が近いためおすすめです。ぜひ一度歌ってみてください！これらの曲の音域の解説は、上にあるリンクから飛べますので、読んでみてください。
FREELY TOMORROWの最高音・最低音の場所
FREELY TOMORROWの最高音・最低音は、それぞれどんな場所で出てくるのでしょうか？
最高音
最高音のhiDは、サビで出てきます。1つのサビにつき1回だけ登場します。
最高音(hiD)を赤で、2番目の最高音(hiA#)を黄色で塗りました。
心ごと体ごと 全部記憶の中の幻
本当の愛情が 指先から流れ出した
この歌詞を見てもわかるとおり、この曲でよく出てくる高音域の音はhiA#です。hiA#はAメロ・Bメロでも登場します。
最低音
最低音のmid1G#は、Aメロで出てきます。Aメロは特に低音域が目立つパートです。
最低音(mid1G#)を青で、2番目の最低音(mid2A#)を黄色で塗りました。
遠くから見ていたの 悲しそうな君のFace
空の涙と同じね 大粒の雨が溢れ出す
こちらもあまり登場回数は多くありません。1つのAメロにつき2回、だから合計4回登場します。
FREELY TOMORROWの演奏区間ごとの音域
次に、FREELY TOMORROWの演奏区間ごとの音域について見ていきましょう。
最初に区間ごとの音域の概要を紹介しておきます。
FREELY TOMORROWの音域は区間ごとに分析すると、このように推移していきます。
全体的に1区間あたり1オクターブほどの音域が使われています。音域が上下に激しく動くことは少ないため、かなり喉への負担が軽い曲です。この曲は歌うのが比較的簡単で、音域もあまり問題ではないため、音程の精度や歌い方に気を配ることができます。カラオケでのウォーミングアップや、練習曲としても使えるでしょう。
FREELY TOMORROWの男性が歌いやすいキー
FREELY TOMORROWを男性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか？
男性は、原キー-9で歌うとよいでしょう。だから、カラオケで歌うときはキーを+3に設定しておくとよいでしょう。
キーを9つ下げて歌うことで、音域はmid1B~mid2Fとなり、多くの男性にとって歌いやすい音域となります。この曲は最高音の需要が少ないこともあり、主に使われる音域はこれよりももっと狭くなります。「サビでよく使われる」と話したhiA#の音は、このキーだとmid2C#になっています。このキーで歌う時、出だしの音はmid2C#です。
FREELY TOMORROWの女性が歌いやすいキー
FREELY TOMORROWを女性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか？
女性は、原キーままで歌うとよいでしょう。だから言うまでもなく、カラオケで歌うときはキーを変える必要はありません。
原キーのまま歌うことで、音域はmid1G#~hiDとなり、もともと女性にとってかなり歌いやすい音域となっているのです。サビでよく使われる音がhiA#なのを鑑みると、曲のほとんどを地声で通すことができます。hiDだけを裏声にして、地声と裏声を切り替える練習曲にすることもできるでしょう。
まとめ
ここまでFREELY TOMORROWの音域について詳しく見ていきましたが、いかがだったでしょうか。
FREELY TOMORROWの音域は、mid1G#~hiD。
最低音のmid1G#はAメロで、最高音のhiDはサビで登場します。
音域は1.5オクターブで、ボカロ曲としてはやや狭い。テンポもそこまで速くなく音程の変化も問題になるほどではないため、歌う難易度はかなり易しい曲である。この曲を歌うときは、盛り上げるべきところで盛り上げることと、歌い方をもっと研究して曲の雰囲気を生かした歌い方にすることが大事である。ボカロ界での知名度や、一般受けしやすい歌詞も相まって、カラオケでの十八番におすすめな曲である。
☆FREELY TOMORROWは、歌い方を考え、この曲をどこまで自分のものにできるかがポイント！！
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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