この記事では、『ストリーミングハート』/DECO*27 の音域について解説していきます。ストリーミングハートは、2014年に描かれたボカロの有名曲の一つです。凝ったMVと緻密な仕掛けがある歌詞で人気を集めています。その歌詞やMVからは、男女の歪んだ恋愛感情や、どうしようもない苦悩や煩悶がうかがえます。メロディーだけでなく、曲からのメッセージも心に沁みる曲です。また、カラオケではJOYSOUND、DAMともに収録されています。
ストリーミングハートの音域
ストリーミングハートの音域について、下の鍵盤の画像を用いて説明していきます。
ストリーミングハートの最高音はhiD#、最低音はmid2A#です。音域の広さは1.5オクターブほど、音数にして18音です。一般的なボカロ曲と比較すると、若干狭めの音域です。また、DECO*27さんのボカロ曲特有なのですが、最高音があまり高くありません。人間でも十分に、原キーで歌うことができる音域となっています。
ストリーミングハートと音域が近い曲は？
ストリーミングハートと音域が近い曲には、こんなものがあります。
さよならプリンセス：mid2A#~hiE
初めての恋が終わる時：mid2A#~hiD#
「ストリーミングハートを歌ってみたい！」と思う方には、上にあげたような曲も音域が近いためおすすめです。ぜひ一度歌ってみてください！これらの曲の音域の解説は、上にあるリンクから飛べますので、読んでみてください。
ストリーミングハートの最高音・最低音の場所
ストリーミングハートの最高音・最低音は、それぞれどんな場所で出てくるのでしょうか？
最高音
最高音のhiD#は、サビで出てきます。サビの中では繰り返し登場します。
最高音(hiD#)を赤で、その次の高音(hiC)を黄色で塗りました。
アイマイにしたいのさ
好きでいたって 歪んでく内声
アイマイにしたいのさ
嫌いになってしまえたら 大成功
hiD#だけでなくhiCという高音域の音も登場するため、想像よりも高音がつらく感じます。
最低音
最低音のmid2A#は、Aメロで出てきます。
最低音(mid2A#)を青で、2番目の最低音(mid2C#)を黄色で塗りました。
一人じゃダメな同士で 二人になればハッピー
そのうち二人が嫌で 「一人がいい」とか言って
低音域主体の区間の中で、mid2A#も数回登場します。
ストリーミングハートの演奏区間ごとの音域
次に、ストリーミングハートの演奏区間ごとの音域について見ていきましょう。
最初に区間ごとの音域の概要を紹介しておきます。
ストリーミングハートの音域は区間ごとに分析すると、このように推移していきます。
音程や音域の上下が激しい曲です。一音で音程が大きく飛ぶわけではありませんが、フレーズ単位での音域の上下は多いです。またテンポが速く、音程が高速で変わっていくため、音程の精度を取るのが非常に難しい曲です。音を覚えたつもりでも、実際に歌ってみると音程をつかむことの難しさを痛感するでしょう。
ストリーミングハートの男性が歌いやすいキー
ストリーミングハートを男性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか？
男性は、原キー-1オクターブで歌うとよいでしょう。だから、カラオケで歌うときはキーを変える必要はありません。
1オクターブ下げて歌うことで、音域はmid1A#~mid2D#となり、男性の平均音域の中に収まります。高音域の音がサビで連発されるこの曲ですが、ここまで高音域に余裕を持っておけば、たとえ高音域の音を出しまくっても喉の持久力はもつでしょう。
ストリーミングハートの女性が歌いやすいキー
ストリーミングハートを女性が歌うには、どのようなキーに設定すればよいのでしょうか？
女性は、原キー-2で歌うとよいでしょう。だから、カラオケで歌うときはキーを-2に設定しておくとよいでしょう。
キーを2つ下げることで、音域はmid1G#~hiC#となり、女性の平均音域とほとんど同じになります。この音域なら、高音域が苦手な人や裏声が苦手な人でも歌うことができるかと思います。このキーで歌う時、出だしの音はmid2Cです。
まとめ
ここまでストリーミングハートの音域について詳しく見ていきましたが、いかがだったでしょうか。
ストリーミングハートの音域は、mid2A#~hiD#。
最低音のmid2A#はAメロで、最高音のhiD#はサビで登場します。
音域の広さでいえば平均よりも若干狭め。しかし、その1.5オクターブの音域をまんべんなく使い、低音域も高音域も容赦なく多用させるため、音域の広さ以上に歌うのは苦しく感じる。特にサビでは最高音近くの音がとても多く使われるため、高音域には余裕を持っておく必要がある。またテンポが速く、音程が素早く変わることが特徴で、かなり音程を追いづらい。
☆ストリーミングハートは、早い音程の変化にも正確に対応して歌えるかがポイント！！
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